ヘルペスに感染するのは、性行為だけとは限りません。
パートナーが症状を発症した時に、治まるまでしなければよいと勘違いしている人もいますが、それだけでは不十分な対応です。
ウイルスは空気感染や飛沫感染するタイプではありませんが、患部を触った手を洗わずにすぐに他の人の手や顔を触るなどしてしまえば接触感染が起きます。

家族がヘルペスの症状を発症しているときには、性行為だけを注意するのではなく感染者が清潔に保つことを意識するべきですし、洗面所に置いておく手を拭くためのタオルも家族で共用しない方が良いです。
感染者と同じベッドで寝ていると、ベットシーツから感染することも考えられますから、治るまで別々に寝たりこまめに洗濯を行ったりするようにしましょう。

洗濯するときも、他の衣服とまとめて洗わずに別々にした方がより安心です。
洗剤と日光消毒によって乾いた洗濯物はウイルスが残っている心配はありませんし、数時間も乾燥しているベットシーツでヘルペスウィルスが生き続けることは不可能ですから、洗濯したベットシーツまで分ける必要はないので普通にしまえます。

性器ヘルペスだけでなく、口唇ヘルペスが出ているときは同じ飲み物の回し飲みや、キスするような行為も避けるべきです。
口唇ヘルペスのウイルスが性器に移ることもあるため、症状が出ている人は、食べものを手づかみで食べる行為や人と握手するといった行為も控えるべきです。
口元を触った手で体のかゆいところをかいたりするのも避けた方が無難です。

一度感染したら症状が治まっても体内に潜み、病気などで体力が低下しているときにまた症状が出ることはよく知られています。
注意しなければならないのは免疫力が落ちているときだけでは無く、ストレスを感じているときや、紫外線の刺激を受けて肌が日焼けし、損傷しているときにも発症することがある点です。
しばらく性行為をしていないから感染する可能性が低いと安心するのではなく、発症したことがある人はずっと注意し、少しでも症状があらわれたら早めにクリニックを受診して薬をもらうようにしましょう。

頻繁に発症させないために予防する方法もあり、クリニックで相談を行い正しく薬を服用しましょう。
予防に使える飲み薬は、市販もされていますが診察を受けてから、医師の指導のもと飲む方が体の安全を考えれば一番良い方法です。
を飲んでいれば全く発症しないというものでは無く、症状を悪化させずに早期治療するために役立てる事ができます。

公衆トイレなどでもヘルペスウィルスは潜んでいる

家族がだれもヘルペスの症状を発症していなくても、屋外で感染してしまうケースがあります。
注意が必要なのは公衆トイレや銭湯・温泉などです。
とくに公衆トイレは、誰かが使用したばかりの洋式便座にすぐに腰かけて利用してしまうと感染率が高くなります。

外出先で公衆トイレの洋式便座を利用するときには、殺菌スプレーを使い除菌シートを使って便座をきれいにするようにし、トイレットペーパーも手を洗う前に使うものですから注意が必要です。
施設によっては、便座に敷くシートペーパーが備え付けられている場所もあるので、活用しましょう。
シートペーパーはそのまま水に流すことができるので、不用意に手を汚す心配もありません。

銭湯や温泉ではお風呂の椅子に気を付けるべきです。
誰かが使った後の場合、お湯で一度座面を流してから使用するようにすれば安心です。
気になる場合には、ボディソープをお湯で溶かして洗い流すと良いでしょう。

外出先は、人がどんな使い方をしているか分からないため、利用者が多い場所ほどヘルペスウイルスが死滅しないうちに接触する可能性があります。
使用する際に注意するだけでなく、帰宅してからも手洗いやうがいなどを行い、心配であればシャワーで体も洗ってしまったほうが感染予防できます。