性器ヘルペスの治療には市販の医薬品はなく、医師が処方する抗ウィルス薬が使われます。
内服薬と外用薬及び点滴剤とさまざまな種類があり症状の程度に合わせて使い分けをします。
作用はいずれも同じでヘルペスウィルスの増殖を抑制することで症状を緩和する効果があります。
ただし、どの抗ウィルス薬を使用しても完治することはできません。
性器ヘルペスのヘルペス菌は腰仙骨神経節と言う神経細胞に侵入し潜伏します。
体調の変化など刺激があると活性化して増殖し始めます。
現在の抗ウィルス薬を使った治療では神経細胞にある菌を死滅させることはできません。
そのため何度でも再発することになります。

治療は性器ヘルペスの症状の程度によって決定されます。
初めての感染の時には重症化しやすく体全身へ症状が広がることがあります。
脳や延髄に炎症が起こることもあり対応が遅れると大変なことになります。
なるべく早く神経系統への感染を防ぐため早急な対応が必要になるため点滴剤を使うことがあります。
静脈へ直接薬剤を投与するため早く作用し、効果を得ることができます。
全身への重症化が見られない場合は内服薬や塗り薬での対応となります。
国内で使用される内服薬には3種類、塗り薬には2種類があります。
いずれも保険が適用されるため処方されることで一部の負担金を支払うことですみます。

再発などの症状が軽い時には塗り薬が使われます。
患部に直接的に作用しますが塗布した場所を保護する効果しか期待できません。
ウィルスの増殖を抑える効果があるわけではないので患部にできた水疱や潰瘍を早めに治したい時には有効です。性器ヘルペスの治療は基本的に体内で増殖する菌の増殖を抑えることが必要です。内服薬は菌の増殖を抑える作用があるため、確実に症状を抑えることができます。
服用は処方される内服薬によって1日に飲む回数は異なります。
だいたい5日ぐらいを基本の服用期間として症状に合わせて10日ぐらいまで延長されます。

性器ヘルペスは完治することがありません。
症状が治まっても腰仙骨神経節に潜伏し続けます。
何か刺激があることで再び増殖が始まることがあります。
そのため再発を抑えるための治療があります。
それが再発抑制療法です。
特に症状が見られない時でも1日1回の服用を続けることで発症を抑えることができます。
この服用中は感染も抑えることができます。パートナーへの感染を防ぐためにも菌の増殖を抑えて再発させないことが重要です。

性器ヘルペスは市販薬で治すことができない

性器ヘルペスは性器に水疱や潰瘍ができる症状があります。
患部の治療だけすれば問題ないように思えますが、実際には体内に菌が残り続け完治することがない恐ろしい病気です。
そのため市販薬の軟膏などを患部に塗るだけでは全く効果が期待できません。
市販薬にも殺菌効果が期待できるものがありますが塗布した部分にしか作用しないため体内にある菌には効果がありません。患部の症状が治ったとしても体内の菌が増殖することで水疱や潰瘍が発症することになります。
見た目だけの判断で市販薬での対応を続けているとなかなか治らないことやパートナーに感染させてしまう恐れもあります。

ヘルペスは自然治癒でも治りますが2週間以上かかります。
早めに治療したい場合は、抗ウィルス薬を使って菌の増殖を抑えることが有効です。
抗ウィルス薬は医師の処方でしか入手することはできません。
これらの抗ウィルス薬は国の承認を経て有効性、安全性が確認されています。
承認されていることで保険を適用できるため安価で得ることができます。
再発予防を目的とした服用でも保険を適用することができます。
ただし年に6回以上の頻度で再発が認められる患者に対してのみ適用できることになっています。