ヘルペスは、特に性器ヘルペスにおいては再発抑制治療に保険が適用されるほど再発率が高く、口唇ヘルペスを引き起こす単純ヘルペスウイルス1型の感染者は高齢者ほど高く、60歳以上の高齢者では80%以上がウイルスの保有者です。
ヘルペスは、1度の感染で一生涯ウイルスを保有する事になり再発を繰り返すので、発症時に軽い症状で完治する為に早期発見及び早期治療を心がける必要があります。

ヘルペスは、初めて発症する際には発熱や頭痛、痛み、痒みなどの自覚症状があらわれる症例もありますが、特に女性の場合は男性に比べて自覚症状が乏しく感染や再発に気付かず感染者を増加させるだけで無く、感染や再発に気付か無い事で適切な治療が遅れ症状の重症化や合併症を併発する事が数多くあり、長期感染は子宮頸癌の発症リスクを高めるので早期発見及び早期治療と体調管理が必要です。

ヘルペスウイルスは、感染した人間の細胞の核内で人間の細胞を材料にして増殖を繰り返すので人間の細胞との親和性が非常に高く、免疫力や抗ウイルス薬の効果が高く生存に向かない体内環境の場合には、三叉神経節領域や腰髄神経節領域、仙髄神経節領域の奥深くに潜伏感染してしまいます。
潜伏感染しているウイルスは、過剰なストレスの蓄積や過度の疲労、疾患による体力の低下など体調管理を怠ると免疫力が低下し再発します。

ヘルペスの治療には、アシクロビルやバラシクロビル、ペンシクロビル、ファムシクロビルなどのDNAポリメラーゼ阻害効果を有する抗ウイルス化学療法剤が処方されていますが、神経節の奥深くに潜伏感染しているウイルスに対しては医薬効果がほとんど無く完全に死滅させる事は不可能です。
性器ヘルペスの感染者は、少しでも違和感があればすぐに服用する事で症状の軽い発症初期に完治出来る様にバラシクロビルを常備薬としているケースも多くなっています。

性器ヘルペスの再発抑制治療は、2カ月~最大1年間力価500mgのバラシクロビルを1日1回継続服用する事により、体内のウイルスを約3分の1まで死滅させ再発を抑制する効果が得られるだけで無く、再発時も軽い症状に抑え短期間で完治するメリットもあります。
再発抑制治療は、1年間に6回以上再発を繰り返す性器ヘルペス感染者に対して保険の適用がされていますが、1年間の再発が6回以下の感染者は海外のジェネリック医薬品を個人輸入や自由診療で治療を行う感染者も多くいます。

再発を防ぐためにもストレスや疲労を溜めないこと

ヘルペスの再発は、免疫力の低下時に三叉神経節領域や腰髄神経節領域、仙髄神経節領域などに潜伏感染するウイルスの再活性化が原因とされるので、再発を防ぐ為にも免疫力の低下の原因となる食生活の乱れに加え、ストレスや疲労を溜めない様に体調管理をしっかりと行う必要があります。

過剰なストレスの蓄積は、免疫システムを支えるリンパ球のコントロールを司る自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを乱す原因となり、過剰なストレスにより交感神経が優位に働くと共に免疫機能を抑制する作用を有するストレスホルモンコルチゾールが分泌し続け免疫力が低下させます。

過度の疲労は、激しいスポーツや長時間の労働、睡眠不足、食生活の偏り、疾患の発症などを原因とする肉体的疲労だけで無く、ストレスなどの精神的疲労の過度の蓄積により交感神経が過剰に働き身体機能の低下及び減退を招き、コルチゾールの分泌量が増加し免疫力が低下します。

食生活の乱れは、ビタミン不足を招き免疫システムを担う白血球の働きを鈍化させ免疫力を低下させるとされ、逆に糖分や脂肪などの取り過ぎは白血球を運ぶ血流を阻害し免疫力の低下を招くので、たんぱく質と脂質、糖質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をバランス良く摂取する必要があります。